« 2017年3月
  •  
  •  
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  •  
2017年2月27日

マイクロスコープ治療の個人的雑感

副院長の後藤千里です。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡。以下略してマイクロ)を使った治療をして、13年くらいでしょうか。

私が大学を卒業して1年後、当院(実家)に来たときにマイクロがありました。

これは本当にラッキーなことでした。


当時、まだまだマイクロが今ほど広まっていなかった時期に、これはいいと確信し、決断して導入した院長の目のつけどころは、本当にすごいと、今でも思います。

しかし、大変残念なことに、日常使いとしては使われておらず、ここぞというときに、覗くというような感じだったと思います。

ドクターが院長ひとりだったので、いたしかたなかったと思いますが、

正直、とてももったいないと思い

ならば自分が使ってみようと、始めは自己流で使い始めました。

最初は根管治療の確認や診査だけに使っていました。

そこから少しずつマイクロのセミナーに参加したり、本を読んだりして実践的な治療に使い始め、

今では殆どの治療にマイクロを使っています。


2015年から、マイクロの勉強会(FLAT)に参加させてもらってますが(この会の先生方に出会えたのも超幸運でした)、

この会の先生方も、マイクロが面白い、楽しい、大好き、という感が満々で、勉強熱心で情熱のあるアツい素晴らしい先生方です。熱男集団です。尊敬です。


マイクロの何がおもしろいか、すごいかと言うと

肉眼では見えない・気づかないものが、ドドーンと見えるのです。

例えば、根管内の病気の原因である汚いものが、ごっそり見え、なんで治らないのかわからない原因がはっきりと見えるのです。

第二根管や細いイスムスに感染原がたまっているのが手に取るように見え、取り除きたくてウズウズします。

ただ、

マイクロはよく見えるからすごい、その裏には、マイクロはよく見えすぎるから苦しい、もあるかと個人的に思います。

よく見えてしまう分、しっかり治すための課題も増えますし、

自分の治療の結果も容赦なく超拡大されて映し出されます。

例えば、CR充填のアラだったり、歯石の取り残しだったり、補綴物の適合度合いだったり、様々。

こういったフォローのために治療時間が長引くこともあります。。。


患者さんには、長引き、ご迷惑をおかけしますが、録画画像をお見せしてご説明すると、たいがい皆さんご理解くださいます。

時々、自分との戦いのような感さえします。(プロというのは何にせよそういうものでしょうが。)


以前、写真家の篠山紀信さんが個展をやりきったときに

『ラクではなかったけれど、楽しかった』と言っていたのが印象的でした。


ラクではないけれど、面白い、楽しい、これが好きだ、というのは

人生の醍醐味みたいなもののように思います。


私のFBでお知り合いのドクターや先輩ドクター、尊敬する先生方は、皆さん非常に勉強熱心でレベルの高い治療をされますが、共通してるのは

歯科の仕事が好きでたまらない、といったような感じがします。

好き・夢中になる、というチカラは爆発的にすごいですよね。

2017年2月26日

歯科用CT


副院長の後藤千里です。

2016年の8月から歯科用CTを導入しています。

CTは、本当にずっと欲しくて念願の導入だったのですが、実際CTがあることによって、とても助かっています。

CTとは何か、ごくごく簡単に言いますと、3次元的に撮れるレントゲン画像です。

レントゲン写真は2次元(平面)でしか写らないのに対して、CTは3次元(立体)的に歯と骨構造が写し出されるので、

従来のレントゲン写真では見えなかったものがしっかりと見えます。

今でも、CTを撮ってみて、レントゲンと印象がだいぶ違っていることがしばしばあり、驚くと同時に、『CTあって良かった〜!』としみじみ思うのです。

CTは、特に歯と歯槽骨(歯が埋まっている骨)の診査によく使います。

なので、外科手術で大変重宝します。

当院でよくCTを撮影するケースは以下の通りです。。。


♦ 下顎埋伏(まいふく)親知らずを抜歯する場合

下顎の埋もれている親知らずを抜く場合は、歯根が下歯槽管(かしそうかん)という太い神経の管に接しているかどうか、よく精査することが大事です。

抜歯処置の際、この下歯槽管を傷つけると下唇に麻痺が生じてしまうため、特に注意を払います。

また、骨に埋もれている歯の状況、根っこが曲がっているかどうか、なども見えます。


♦ 抜歯か保存できるか?の診査のため

どのくらい歯の周りの骨が失われているかを調べます。

♦ 歯周病が進行している際の、歯周再生療法が可能かどうかの精査

♦ 難治性の根尖病変や外科的根管治療(根尖切除術・再植)の精査

♦ インプラントの治療計画とシュミレーション

♦ 上顎洞の診査

♦ 過剰歯などが埋伏している場合の精査

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『今まで見えなかったものが見える』というのは、マイクロスコープもそうですが、診断の情報量がぐんと増えるので、安心感と自信の度合いが高まります。

もちろん、CTやマイクロがあるからといって、万能ではないし、ましてや、これらは診査のための機器であり、病気を治してくれるわけでもなんでもないので、

術者(私)が、それを見てしっかり診断することと、安全な手術ができるように技術を上げること、が一番大事なのです。。。


2017年2月25日

歯ぎしりの様々な症状とウィークリンクセオリー

副院長の後藤千里です

前回、歯ぎしりについておおまかにお話ししていますが、歯ぎしり自体は病的な異常運動ではなく、生理的な機能であるということでした。

歯に負担をかけない歯ぎしり(ここでは仮に『いい歯ぎしり』とします)は、ストレス反応の抑制に関わっています。

しかし、
咬み合わせの問題などから、歯に過剰な負荷となるような力が加わる歯ぎしり(=ここでは"悪い歯ぎしり"とします)が、口の中の様々な症状を引き起こします。↓


悪い歯ぎしりによる症状.png


元・神奈川歯科大教授の佐藤貞雄先生は、

『ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)はほとんどの口腔疾患と関連していると言っても過言ではない』と著書の中で述べています。

また、悪い歯ぎしりと口腔疾患の関係については、ウィークリンクセオリー(weak link theory )というものがあります。

(これを日本語に訳するとなんと言ったらいいか...)

これは、悪い歯ぎしりが歯科の症状として現れる部位は、主に
①歯 
②歯周組織 
③顎関節および周囲筋組織 

ですが、症状・ダメージが①〜③のどこに現れるかは、その人その人により異なります。

例えば、

①歯が弱い(weak)タイプの人は、悪い歯ぎしりが歯の症状(知覚過敏、詰め物がとれる、かぶせものがとれる、歯が欠ける、割れる、など)として現れますが、歯周組織と顎関節にはそんなにダメージが現れません。

また、②歯周組織が弱いタイプの人は、悪い歯ぎしりによって、歯がグラグラするように歯周組織が破壊されていきますが、歯がグラグラ揺れてくれる分、歯自体は壊れず、また顎関節も壊されません。歯をグラグラさせることで、歯と顎関節を守っています。

そして、歯も歯周組織も強い人は、悪い歯ぎしりによってどこに症状が出るかというと、③顎関節に症状が現れます。
歯ぎしりをするときの歯のわずかな擦れ合う動きがスムーズにいかず、運動制限や干渉があると顎の関節は負担のかかる不自然な動きとなり、顎関節や関連する筋肉にダメージを与えます。


これらの症状は、日常臨床でとてもよく見る現象です。

みなさんが思う以上に、咬み合わせの問題や悪い歯ぎしりの力というのは、治療をおこなう上で歯科医師を悩ませる重要なファクターなのです。。。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(参考文献より)
ウイークリンク図.JPG

ウイークリンク文.jpg

参考文献

ブラキシズムの臨床 佐藤貞雄・玉置勝司・榊原功二 クインテッセンス出版
ブラキシズムの臨床.jpg

2017年2月21日

歯ぎしりについて

副院長の後藤千里です。


咬んだとき歯にかかる力を咬合力をと言いますが、歯科治療ではこの咬合力のコントロールが非常に重要だと日々感じています。


皆さんは普通、咬む力というと、まず食事の時にものを咬む力を想像されると思いますが、
実は一日のうち食事で歯と歯が接触する時間は1日平均15分以下ときわめて短いことが、分かっています。

では、どんな時に強い力が歯に加わるのでしょうか。

歯に最も長い時間、力が作用するのは夜間睡眠時であることが最近の研究で分かっています。いわゆる歯ぎしりやくいしばりです。

睡眠時の歯ぎしり・くいしばりは一般の人の85〜90%に発現するといわれています。
つまりほとんどの人がしています。

「私は歯ぎしりはしてません」と思っている方もおられますが、音がしないくいしばり
もあります。寝ているので自覚もないし、音がしないので家族から指摘されることもありません。

そもそも、歯ぎしりは病的な異常運動ではなく、正常な運動機能であるというのが元・神奈川歯科大教授の佐藤貞雄先生の研究で示されています。

私たちは睡眠時に歯ぎしりをすることによって、ストレスの発散をしていることが、佐藤教授の研究で分かっています。

歯ぎしりをすることで、ストレスの度合を示す脳内ノルアドレナリン、ストレス反応を起こすCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)、血中ACTHレベルなどが低下します。


うちには4歳と3歳の子供がいますが、ものすごい歯ぎしりの音です。

子供は大人よりも実はストレスが多いんだそうで(毎日未知のこととの遭遇や、躾のため行動を抑制されることも多いですね)、子供の歯ぎしりは多いですし、それは心配なことではありません。


ケンカ1.JPG

(笑ってはしゃいで泣いて怒って悲しんでを全身全霊全力でやるのでそりゃストレスも多かろう...)

ケンカ2.JPG

が、しかし!

咬み合せの問題から、歯ぎしりをした時に歯に不均衡な力がかかったりすると、歯に悪影響を及ぼす事になります。

つまり、歯ぎしりには「いい歯ぎしり」が出来ている人と「悪い歯ぎしり」をしてしまう人がいます。

歯ぎしりに関して、NHKためしてガッテンがとてもわかりやすく書いてくれてます
(→こちらをクリックしてください)


悪い歯ぎしり、ガッテンでは口破壊歯ぎしり、全身破壊歯ぎしり、という恐ろしいネーミングですが、これが歯に様々な症状を起こし、日々診療する中でこの力をどうコントロールするか考えています。


歯ぎしり・咬合力が歯に及ぼす症状についてはまた後ほど!!


参考文献

ブラキシズムの臨床 佐藤貞雄・玉置勝司・榊原功二 クインテッセンス出版
ブラキシズムの臨床.jpg


2016年8月 3日

顎関節症・咬み合わせの治療について


顎の痛みや、顎がスムーズに動かず口が開けづらい、顎がガクガクする、等の症状がある病態を顎関節症と言います。
顎関節症は歯の咬み合わせと密接に関係があります。

咬み合わせに問題があると、顎の位置が正常な位置からズレ、顎関節、関節円板や靭帯、顎を動かす筋肉、など周囲の組織にダメージを与え、痛みや顎の運動障害となって現れます。


顎関節症の検査

当院での検査内容
 ・顔貌写真撮影
 ・口腔内写真撮影
 ・咬み合せの模型診査(フェイスボウトランスファー)
 ・セファロレントゲン写真分析(咬み合わせと骨格を分析)
 ・歯ぎしり検査(ブラックスチェッカー)
 ・顎運動機能検査


上記の各種検査を行い、顎関節症状がどのような原因で起こっているかを診断し、この診断に基づいて治療を行っていきます。
咬合検査1.jpg
咬合検査2.jpg


特に、顎運動機能検査(CADIAX)を行うことによって、顎関節の動きや顆路測定、安定した顎運動が行える顎関節の正しい位置を診断できるので、顎関節症には非常に有用な検査です。
スライド22.jpg
スライド23.jpg


記録された波形は次のように表示されます。

スライド24.jpg
スライド26.jpg


精密な検査データ

スライド27.jpg
スライド28.jpg

顎関節症の治療について
 治療用スプリント

これらの検査結果をもとに、治療用スプリント(下顎の歯に装着するマウスピース)を作成します。

スプリント.jpg
このスプリントの目的は、顎の位置を正常な位置に補正して、顎関節と周囲の筋肉や靭帯組織の緊張を緩和し、顎運動をスムーズに行えるようにすることで顎関節症状を改善することです。

装着時間は基本的には夜間就寝時ですが、可能なら食事以外の日中も装着していただくと効果が出やすくなります。
装着期間は2週間〜1ヵ月程度です。

このスプリントは長期間使用し続けると咬み合わせが変わってしまう恐れがあるため、あくまでも症状が緩和されることを確認するための短期使用スプリントです。長期に渡り使用し続けると開咬(オープンバイトとも呼ばれます)という咬み合わせになってしまうことがあります。


 スプリントで症状が改善されたら

顎の位置をスプリントで補正することによって症状が改善されたということは、その正しい顎の位置で咬み合わせを再構成する必要があります。

咬み合わせを再構成する、とは多くの場合矯正治療が必要になります。

矯正治療によって顎の位置を少しずつ正しい位置に誘導し、筋肉・靭帯などの周囲組織を少しずつ適応させていく(慣れさせていく)ことが必要だからです。これは顎関節症を根本的に治療するということになります。

これを歯の被せ物だけで何とかしようとするには限界があることが多いです。
(場合によっては可能なこともありますが。)
歯の被せ物だけで顎の位置を修正すると、矯正のように少しずつ慣れさせるのではなく、突然顎の位置が変化するので、顎関節、筋肉や靭帯が適応できないからです。


矯正治療は無理、という場合には対症療法としてスプリントを装着することになります。
前述のように、長期継続使用は咬み合わせを変えてしまう恐れがあるため出来ないので、症状が強く出た時のみ短期使用し、改善されたら装着をやめる、というような使用法を繰り返すかたちになり、根本的な顎関節症の改善とはならず、症状をとりあえずしのぐための対症療法となります。

費用について
 この検査法および治療法は特殊検査機器等を用いますので自費診療となります(金額は税別)。
 
 咬合精密検査 ¥50,000
 スプリント  ¥50,000
 矯正治療   ¥800,000



後藤千里.jpg 副院長 後藤千里
ごとう歯科 092−672−6258
医院公式ウェブサイト


2016年2月22日

家庭での歯みがき介護 うち の いまの場合

私の母は96歳5ヶ月です。


今までに骨折を3回していて、歩行や動きがかなり落ちてしまいました。

それでもまだ杖歩行でなんとか頑張って、週6日デイサービスに通っています。

一番の問題は 認知機能が腰椎を骨折しての入院以降急速に落ちていることなのですが、それでも最近は毎日ニコニコ笑顔で過ごしてくれるので、何より救われます。

歯の状態としては 臼歯部にインプラントが7本入っており、自前の歯と合わせると臼歯部14本、それが噛みあう相手を持っており、すれ違い咬合になっていません。これは大変な強みです。

上の前歯の部分のブリッジは下の前歯の突き上げにあって すでにあえなく崩壊してしまい、技工士の山本さんが金属床義歯を工夫して作ってくださって入歯になっていますすが 食事中に外れることも全く無くて かれこれ10年快適に過ごしてきています。これは義歯づくりの腕の旨さもさることながら、奥歯が咬合をキープしてくれていればこそで、インプラントを入れておいて良かったとおもいます。

認知機能に問題が出てからは食事は私が調理しているのですが、食欲はしっかりとあり、普通の食事形態で全く問題はなく おいしかった!と過ごしています。

食欲があり、肉でも野菜でもしっかり食べることができる、それが多分母の元気のもとではないかと思います。


私は母の教えを守り食後の歯磨きをしてきました。
それが幸いしたのか今まで67年間虫歯にかかったこともなく28本健全歯で経過してきているのですが、その、かつて私に歯みがきを教えてくれた人が まさか! 事もあろうに自分自信の歯磨きをしていないとは思いも寄らず、気が付いた時にはほんとうに愕然としました。本人にとっては入歯を洗うのが歯みがきであって、しっかり存在する自前・インプラント取り合わせての計14本については 全くの無視。歯はないからとすましているのです。

腰が抜けそうなほどびっくりすると同時に、認知機能の低下とはこういうことなのだと 改めて 自分の迂闊さに焦りました。

幸いインプラント周囲炎にもならず経過しているのでホッとしたのですが、朝夕母を洗面台の前に立たせて一緒に、というか 私が母の歯みがきをするのが日課になっています。そういえば子どもたちの歯みがきも昔したなー、孫達の歯みがきは大丈夫だろうか?そんなことを思いながら。

今は 横から覗き込んで ルシェロのOP10とワンタフトのP-cure、歯間ブラシを順繰りに使い、コンクールIPを付けて清掃しています。コンクールIPはインプラント用に作られたものでフッ素が入っておらず安心とのことです。私は発泡剤が入っていないため使いやすい点と薬効に期待して使っていますです。少しでも痛がらせると拒否になりますから、歯間ブラシの挿入方向は気をつけています。最後にリステリンのナチュラルケアの原液で洗口してもらってから、洗浄した義歯を入れてもらって終了です。時間は計っていませんが、全てがスローな動きもあり、促して歯みがきへ導入するまでから終わるまではスムーズに行っても15分はかかると思います。

寝たきりになった時にはどうするかは、またその段階になってしまった時に工夫するとして、今の状態はこのようなことです。

それと補足になりますが、インプラント周囲炎を起こさなかったインプラント上部いついては、山本技工士のおかげです。常々思うのですが、立ち上げの形態のつくりかたに独自の観察と工夫があって、それが歯肉との生理的な適合を生んでいるのです。CAD/CAMがこれからますます進むのでしょうが、それを採用せずにいるのは、かれのその職人としての腕を信頼しているからなのです。


その点の工夫については、後日また書きます。

2015年9月13日

怖いのと恥ずかしいのとで歯医者に行けない

こんにちは。ごとう歯科の後藤千里です。


先日、メールでお問い合わせを頂きました。

虫歯で歯がボロボロで、歯医者さんに行きたいと思いながら怖いのと恥ずかしいのとで行けなかったとのことでした。


このメールを送ってくださっただけでも、とても勇気がいったのではないでしょうか。

そして、普段口にはしなくても大半の患者さんがこのように思っておられるのではないかと
考えさせられました。

478続きを読む

2015年5月23日

患者さんの意外な一言「ラバーダム、いいなー」


こんにちは、副院長の後藤千里です。


今日は患者さんとのお話で嬉しいことがあり、これを誰かに言いたくて仕方ないのですが、こういうのを私が熱く語ると周りは引くので、ブログに思いの丈を綴ります。


今日は朝一番の根管治療でラバーダムとマイクロを使っていました。
RIMG0026.jpg


475続きを読む

2015年4月29日

鑑別診断に有効な歯髄診断器

こんにちは、副院長の後藤千里です。


どの歯が原因か?

原因歯を特定するのに悩む場面にしばしば遭遇しますが、
歯髄の生死を診断する電気式歯髄診断器が鑑別診断にとても有効なことがあります。


これがあることによって診断のスピードと鑑別判定の自信度が格段に高まると感じています。


電気式歯髄診断器はモリタのデジテストⅡを使用しています。

tesuta.png


473続きを読む

2015年4月24日

歯髄をどこまで残せるか、歯をどこまで残せるか

FullSizeRender_3.jpg

FullSizeRender.jpg


いきなりどどんと歯の画像からですが、こんにちは。副院長の後藤千里です。

472続きを読む

2015年4月 4日

理論はいろいろ、正解はわからない


こんにちは、最近ブログ更新がノリに乗ってきた副院長の後藤千里です。
自分の書きたいこと書け、と心の師匠に言われ、だいぶ気がラクになったのであります。


さて、どの分野でもそうですが、考え方・理論・コンセプトはたくさんありますね。
中には真逆の主張をするものもあります。


例えば、

  • 朝食はしっかり食べた方がいい VS 朝食は必要ない 
  • 肉をどんどん食べたほうが長寿 VS 長生きしたけりゃ肉は食うな 
  • シャンプー&頭皮ケアしっかりしないと健康な髪にならない VS シャンプーはだめ、湯シャンでいい 
  • ほめて人を育てろ VS ほめたら人はだめになる 

などなど、あげたらきりがないですね。 一体、どっちなの?間逆なことを言ってるじゃないか!


でもどの主張も、それを主張する人は自分の人生をかけて長年研究して、正しいと信じて貫いています。

正解は...本当にわからないですよね。


この世には、科学で証明されていることなんてごく一部でしかないし、それを証明するためには本当に長い年月や莫大な費用をかけた研究が必要なんですね。

だから、数ある理論の中から私達は色んなものを見聞きして、調べて、教えてもらって、自分が正しいと思うものを選択する必要があります。もし間違ってたと気づいたら、また選び直せばいい。

469続きを読む

2015年4月 2日

再治療はやりたくない

こんにちは、副院長の後藤千里です。


いつの日からか当院の根管治療(略して根治)担当になっています。
といっても、うちはドクターが院長と私の二人しかいなくて、院長が「あたしゃもう根治はしない」と言ってやらないからなのですが。(昔はかなり情熱持ってやってたようです。今は義歯などを楽しんでやりたいみたいです。)


昨日は、とても悔しい出来事がありました。

468続きを読む

2015年3月30日

痛い口内炎に有効なレーザー治療

こんにちは。副院長の後藤千里です。


今日は口内炎に使われるレーザー治療についてご紹介します。


口内炎は炎症が強い場合、食事でも涙が出るくらいものすごくしみて痛みます。

最初は小さくてそのうち治るだろうと思っていたのに、だんだん大きくなってクレーター状になっていたりと、けっこう煩わしい痛みです。人によっては、なかなか治りにくいという場合もあるようです。

465続きを読む

2015年3月28日

顎運動機能検査(CADIAX)について

こんにちは。副院長の後藤千里です。

今日は9歳の女の子が小児矯正を始めるために顎運動機能検査(CADIAX・キャディアックス)を行いました。

小柄なお子さんだったので装置が重くちょっと大変でしたが、最後まで頑張ってくれました。

RIMG0068.JPG

シークエンシャル咬合理論に基づいた咬合治療をするためには、この検査が必須となります。


464続きを読む

2015年3月27日

ストレスの少ない小児矯正

こんにちは。副院長の後藤千里です。

更新がだいぶ滞ってしまいましたが、診療の情報をまた少しずつでもご紹介していこうと思っています。


今日は小児矯正についてご紹介します。

当院の小児矯正ではシークエンス咬合理論に基づいた、最小限の装置で咬み合わせを効果的に整える矯正を行っています。

このシークエンス咬合理論に基づいた小児矯正で主に用いるのは、以下の2つです。


  1. 1.オーバーレイ装着

  2. 2.ワイヤー装着

463続きを読む

2014年11月 8日

ラバーダムについて

副院長の後藤千里です。


根管治療では、根管内を無菌化できるかどうかが治療を成功に導く鍵となります。

そのため、治療時に唾液が根管内に入ってしまうと、唾液の中にも細菌がいるので感染のリスクが高くなってしまいます。根管治療中は唾液が根管に入るのを防ぐよう注意しなければなりません。

私は根管治療中はできるだけラバーダムを使用しています。

RIMG0026.jpg

ラバーダムは薄いゴムのシートを口にかけて使用します。治療する歯だけがゴムのシートの上に出ています。

初めて見る方はもしかしたら、大変そうに見えるでしょうか。

しかし、使用された患者さんに感想を伺うと、意外と皆さんなんともないとおっしゃいます。
水や消毒の液などが喉に流れこまないので、いびきをかいて寝ておられる方も結構いらっしゃいます。ほんとに!


術者にとっては、安心感がかなりあります。

唾液の侵入を防げることの他に、消毒薬が口の粘膜にこぼれるのを心配しなくてすむ、また小さい器具の誤嚥という絶対起こしたくない事故を防ぐこともできます。


ラバーダムが適用できない方も中にはいらっしゃいます。ラッテクスアレルギーのある方、鼻が詰まっていたり鼻疾患をお持ちの方、鼻呼吸ができない方などです。

今のところ、蓄膿症の方で鼻呼吸ができなくて苦しいと言われた方がお一人いらっしゃいましたがそれ以外の理由で、ラバーダムの使用を断られたことはありません。


患者さんもラクで、術者もストレスが減らせるなら多少の手間をかけても使用したほうがいいのではと最近思うようになりました。




後藤千里.jpg 副院長 後藤千里
ごとう歯科 092−672−6258
医院公式ウェブサイト

2014年10月22日

"地味"な根管治療

副院長の後藤千里です。

私は当院での根管治療を担当しています。

根管とは、歯の神経が入っている細い管のことです。
前歯はほとんどが1根管でまれに2根管のこともあります。
小臼歯は1根管〜2根管、大臼歯は3〜4根管あります。

根管治療とは、歯の神経を取ったり、根管の中で増殖してしまった細菌を取り除く治療です。


456続きを読む

2014年9月27日

患者さんに安心して治療を受けていただくために

こんにちは。副院長の後藤千里です。


今回のタイトルのように、患者さんがより安心して治療を受けられるようにするにはどうしたらよいかを日々悩んでおります。

453続きを読む

2014年9月20日

白いつめ物(ハイブリッドインレー)

こんにちは。副院長の後藤千里です。


今日は歯の白いつめ物(ハイブリッドインレー)についてお伝えします。 

奥歯の、歯と歯の間に虫歯がある場合は、型どりをして部分的な金属のつめ物(インレー)をセメントで接着するのが保険治療では一般的です。

しかし、金属色なのでお口を開けたときにやや目立つのが欠点です。 
また、金属にアレルギーがある方は避けなければなりません。

このような場合、白い部分的なつめ物(ハイブリッドインレー)で修復することができます。

このように模型上で技工士さんが製作してくれます
ハイブリッドインレー-1.jpg

450続きを読む

2014年8月27日

妊婦さんの親知らず抜歯

副院長の後藤千里です。


今日は妊婦さんが2名来院されました。

妊婦さんのお腹を見てると幸せな気分になりますね。私も1年前に出産したので、大きくなっているお腹を見ると懐かしくてつい口元がゆるみます。体のしんどさや不安なこともあるかとは思いますが、がんばってね~と心の中で応援してます。


Pregnant
Pregnant / Frank de Kleine

444続きを読む

2014年8月22日

フッ素を用いた虫歯予防について①

副院長の後藤千里です。


毎年、福岡市東区保健所で行われる3歳児健診を4月に担当しています。お母さんに「お子さんは歯医者でフッ素を塗ったことがありますか?」と聞くとほとんどの方が「あります」と答えられるので、最近のお母さんたちの意識の高さに感心します。

今回は当院でのフッ素を用いた虫歯予防について少し詳しくお話ししたいと思います。

フッ素男児.JPG

439続きを読む

2014年8月12日

『歯間ブラシ、ずっと使わないといけないんですか?』

歯間ブラシ.JPG

副院長の後藤千里です。


歯科大学では5〜6年生になると臨床実習で歯科の各課に配属されます。
私が学生時代に歯周科(主に歯周病を診療する科)に配属され、患者さんのブラッシング指導を担当した時のことです。

432続きを読む

2014年8月11日

顎機能検査(CADIAX)について

副院長の後藤千里です。

今日は8歳の男の子の顎機能検査(CADIAX)を行いました。

CADIAX丞太郎.JPG

430続きを読む

ごとう歯科
http://www.gotoh-dc.com/

院長 後藤かをる

副院長 後藤千里