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2017年2月21日

歯ぎしりについて

副院長の後藤千里です。


咬んだとき歯にかかる力を咬合力をと言いますが、歯科治療ではこの咬合力のコントロールが非常に重要だと日々感じています。


皆さんは普通、咬む力というと、まず食事の時にものを咬む力を想像されると思いますが、
実は一日のうち食事で歯と歯が接触する時間は1日平均15分以下ときわめて短いことが、分かっています。

では、どんな時に強い力が歯に加わるのでしょうか。

歯に最も長い時間、力が作用するのは夜間睡眠時であることが最近の研究で分かっています。いわゆる歯ぎしりやくいしばりです。

睡眠時の歯ぎしり・くいしばりは一般の人の85〜90%に発現するといわれています。
つまりほとんどの人がしています。

「私は歯ぎしりはしてません」と思っている方もおられますが、音がしないくいしばり
もあります。寝ているので自覚もないし、音がしないので家族から指摘されることもありません。

そもそも、歯ぎしりは病的な異常運動ではなく、正常な運動機能であるというのが元・神奈川歯科大教授の佐藤貞雄先生の研究で示されています。

私たちは睡眠時に歯ぎしりをすることによって、ストレスの発散をしていることが、佐藤教授の研究で分かっています。

歯ぎしりをすることで、ストレスの度合を示す脳内ノルアドレナリン、ストレス反応を起こすCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)、血中ACTHレベルなどが低下します。


うちには4歳と3歳の子供がいますが、ものすごい歯ぎしりの音です。

子供は大人よりも実はストレスが多いんだそうで(毎日未知のこととの遭遇や、躾のため行動を抑制されることも多いですね)、子供の歯ぎしりは多いですし、それは心配なことではありません。


ケンカ1.JPG

(笑ってはしゃいで泣いて怒って悲しんでを全身全霊全力でやるのでそりゃストレスも多かろう...)

ケンカ2.JPG

が、しかし!

咬み合せの問題から、歯ぎしりをした時に歯に不均衡な力がかかったりすると、歯に悪影響を及ぼす事になります。

つまり、歯ぎしりには「いい歯ぎしり」が出来ている人と「悪い歯ぎしり」をしてしまう人がいます。

歯ぎしりに関して、NHKためしてガッテンがとてもわかりやすく書いてくれてます
(→こちらをクリックしてください)


悪い歯ぎしり、ガッテンでは口破壊歯ぎしり、全身破壊歯ぎしり、という恐ろしいネーミングですが、これが歯に様々な症状を起こし、日々診療する中でこの力をどうコントロールするか考えています。


歯ぎしり・咬合力が歯に及ぼす症状についてはまた後ほど!!


参考文献

ブラキシズムの臨床 佐藤貞雄・玉置勝司・榊原功二 クインテッセンス出版
ブラキシズムの臨床.jpg


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院長 後藤かをる

副院長 後藤千里