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ごとう歯科
2023.07.26 06:27
こどものうちに親知らずの歯胚を抜歯する方法(Germectomy)があります。
当院では小児矯正をする場合、または将来歯並びの問題が予測される場合に行います。
最適なタイミングで行うと、粘膜切開のみでやわらかい歯胚を摘出することができ、術後の腫れと痛みがほとんどありません。(歯胚がだんだん成長してくると、骨削合や歯の分割が必要なのでドリルを使います。)

歯胚とは・・・将来歯になる細胞の集合で、歯になる前の段階の状態です。
この写真の様な形成度の歯胚は、まだやわらかいので骨切削や歯を分割するドリルが不要です。粘膜切開のみで歯胚を取り出すことができ、術後の痛みも少ないです。
実際に抜歯した歯胚がこちらです。↓


ポステリアディスクレパンシーとは

奥歯が並ぶスペースが不十分で歯がギュウづまりになってしまうことです。
奥歯がギュウづまりになっていることが不正咬合を作り出す原因になっています。
※歯胚抜歯は下顎の親知らずが適応です。
上顎の歯胚抜歯は位置的に難しいため、成長の経過をみて親知らずを抜歯、または親知らずの代わりに第二大臼歯を抜歯して親知らずをその位置におろす場合があります。
次に、親知らずの萌出(ポステリアディスクレパンシー)が歯並びに影響を及ぼしている症例です。

この患者さんは、17歳でだいぶ久しぶりに来院されました。
「最近、前歯が出てきた感じがする」とのことでした。
小学生の頃に撮影していたセファロセントゲンがあったので比較してみると、ポステリアディスクレパンシーによる歯列と前歯の変化が著しいのがよくわかります。
開咬(オープンバイト)という不正咬合になっています。


この方も20歳で、上顎前歯の歯並びを主訴に来院されました。
ポステリアディスクレパンシーによってやはり、上顎前歯が叢生(重なり合う)傾向になっています。
親知らずは、将来色々な悩みの種になることが多いです。
咬み合わせに不安のあるお子さんには、なるべく早期の抜歯をお勧めしています。
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